泣き声

先日

お隣の町の本屋さんに行きました。

雑貨や本をゆっくり眺めていると

店内で小さな子どもの大きな泣き声。

それから、お母さんの声が響いてきました。


まだまだヨチヨチ歩く小さな男の子が

絵本のコーナーにお母さんを連れて行きたがっていました。

お母さんが見ているのは文具。

お母さんはまだ文具を選んでいたい。

お母さんは泣き止まない小さな男の子に言っていました。

「お母さんは自分のご用でここにきたの!

待てないなら車か家に居なさいって言った!

ねえ、分かってるの⁈

アンタは自分で待つ約束をしてついてきているんだよ!

お母さんの邪魔しないで!

そんなに絵本が見たいなら、

一人で勝手に行って見てればいいでしょ!!!

もうこれ以上

お母さんの邪魔しないで!!!

お母さんはねえ、一人でゆっくり選びたいの!!!

あんたが勝手についてきて

勝手なこと言わないで!!!」


それはそれは大きな声で

お母さんは絶叫しました。

周囲の人は遠巻きに見つめていたり、

恐らく力になれないかと考えていた人たちは

親子に近づいて行きました。

私と子どもたちは近すぎず遠すぎず、

の場所で成り行きを見つめていました。

お母さんの様子だけを見ていると愛が無いような

子どもに愛を感じられていないような気さえします。

お母さんの絶叫は

助けて欲しいという心の叫び。

時々出会う若いお母さんの絶叫は

子どもの泣き声と共にお母さんも心の中で泣いていることが感じられ

そのお母さんが一瞬でも

その子を産んだ瞬間の氣持ちを思い出せるように

と、

願わずにいられません。

小さな命をこの世に産み出したという

大きな仕事を果たした直後の自分自身に対する全肯定の氣持ち。

思い出せる機会があるといいなと思います。


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