お別れ

朧月夜と呼ぶには早いですが、

春の霞がかった、

甘い香り漂う夜空。

星の運行通り

影響を受け、

職場の同期の同僚は職場を去り、

また、

友人もそれまでの仕事を辞め本日新しい仕事が決まり、

長女は

お世話になった塾を辞めることを決め

死にそうなはずの父は

手足を妙に動かしなにか訴えていた

今日。

私は今日もこうしている。

お世話になった塾の先生から

合格祝いにペンを頂き、

どうしてもそのペンに指紋をつけたくない。

と、触っては磨いている長女。

大切にし過ぎて

使えないのじゃないかな?

周りは変化を迎え忙しい。

でも、私は今日もなにも変わらない。

出来事に心が追いついていかず、

あちこちに散らばっていってしまう私の思考。

目を閉じて、

深く呼吸すると散らばっていた私が

ここに集まって戻ってくる。

出来事は出来事として

私の周りから足元の方に向かって遠ざかっていく。

今、吐き出したばかり。

と思っている呼吸。

今、吸っている空気。

この一瞬一瞬が常に未来。と言う感覚が、

お腹の奥にある一抹の寂しさの唯一の救いのよう。

外は甘い春の香り漂う、寂しさで眠れない夜です。


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