住んでいる場所

家から近いご町内の山道を歩きました。

 

目的は

三女がクリスマスリース作りに使うための

松ぼっくりを拾うため。

 

この山の神社には

大王松

という種類の松があり、

松ぼっくりが20センチ以上に成長し

立派なリースの材料になるので、

その松ぼっくりを拾いに行きました。

神社で松ぼっくりを集めたあと

そのまま山道を一時間ちょっと散策しました。

三女、長男、5番目娘と。

北風が冷たくて耳が切れそうなほど冷たい。

頬にあたる冷たい空気のお陰で

頬がピリピリと痺れます。

冬に入ったことを実感します。

 

山は松枯れが進み倒木も目立ち茶色く枯れた葉がついていましたが、

枯れたススキの色、葉を落とした広葉樹の幹の色、と枯れた松の色が

 

どんよりとした曇り空に馴染み

 

冬の山の色合いが心を静かにさせてくれました。

 

歩きながら

山道の真ん中あたりに堂々と落ちている

動物の糞の種類を数えてみると4種類くらいでしたが、

道の真ん中に糞が遠慮なく落としてある様子に

 

ここは簡単な舗装がしてあり牧柵もあったりで

人の手が入っているものの、

野生の動物たちのテリトリーであることを腹の奥底で感じ取ることができます。

 

そのためか、

 

子どもたちも

人の生活圏の証である山の神社の中での様子とは少し違う。

神社では、

人の手が加えられ例えそこに人が居なくても、

人によって守られてきた場所にいるという安心感があるので、

子どもらしく元気に伸びやかな様子で松ぼっくりを拾ったり走ったりしていました。

が、

安心している時に出す子どもらしい少し甲高かった声から

若干トーンを落とした落ち着いた声になり、

ポケットから手を出し、周囲の音をよく聞き用心深く歩いているようです。

 

 

 

 

もう恐らく熊は冬眠に入っている筈なのですが、

山に入る時は若干の緊張感を伴うようで、

素早く動ける体勢を自然と整えています。

 

冬らしい色合いのコントラストに心打たれつつ、

森の中の下草や落ちた小枝が何かと触れ合いピシッと音を立てる音によく気が付き、

木の幹が軋む音

鳥の鳴き声や飛び立つ羽音、

風が渡っていく時に揺れる枯れ草の音など

色々な音を聴き分けられるように

耳を傾けて

 

お互いの感覚を確認し共感し安心して

また歩きます。

 

 

汗をかいた長男。

登り坂が続き小休止。

 

ひんやりとした冷たい風が心地よい。

何より静か。

 

子どもも私も

この感覚を持ってこうして生きていられることを

幸いだと思っており、

 

今日もゆっくり生きていられる事に感謝です。

 

今はこの町のことをあまり好きではないこの子たちも、

 

 

自分の住んでいる場所も

なかなか良いんじゃない?

 

と、思える時が来たとしたら、

きっとその時この子たちは

どこに引っ越ししても大丈夫な心になっているのだと思う。

 

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