善意

 

 

 

 

 

 

 

 

1000メートル超えた山の上はいま

 

高山植物の

お花畑の季節。

 

小さな虫たちが優雅に舞っていたり

忙しなく飛び回って

それぞれに蜜を集めたり吸ったりして

のんびりしながら眺めるには

 

ちょうど良い。

 

そのままで生きて

自然から与えられるそのままを受け取っている

虫たちの様子を

子どもたちとおにぎりを食べながら

ぼんやり眺めて時を過ごしてきた。

 

 

 

 

 

 

そして

人の世の難しさに思いを馳せてしまう私がいて

 

やはり思うこととしては

 

人の善意は善意のまま受け取ってもらいたい。

ここ最近考えている事についてだった。

(善意を素直に受け取れない人の様々な理由は

いまは横においておく。)

 

嫌いな人から受ける

嫌いな人からの善意という行為を

嫌いだからと言う理由で

捻くれて悪意として粗を探さずに

ただ素直に

 

善意は善意のまま

それ以上でもそれ以外でもなく

素直に受け入れてもらえたらと思っていた。

人の気持ちを試したり

意地悪く解釈せずに

 

善意は善意のままとして

気持ちよく受け止めあえる環境に

 

身を置くことが

私自身を守るために必要なことなのだと言うことを

最近

痛烈に思ったことを思い出した。

 

お花畑の蝶の舞う姿を見て

素直に美しいといって喜ぶと子供たちと一緒に

感嘆の声をあげて喜んでいる

自分の姿の心地の良さに

この感覚を

共に大切にしていきたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前で入道雲が大きくなってきて

 

さらに冷たい爽やかな風を運んできた。

ほどなく

風のなかに雨の匂いが混ざってきたのを

 

子どもたちも嗅ぎ取ったので

 

お空はまだまだ

余裕のある青さに見えるけれど

山の天気は代わりやすい。

 

念のため早めに下界に戻って

 

いま子どもたちは

午睡を堪能している最中です。

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