大人のお作法


 

 

 

 

 

 

 

 

 

属せなかったわたしは

とても傷ついていた。

属することに憧れて努力しても

やっぱり難しいかったな。

自分自身に与えた様々なカテゴリーを取り外して

挑んでみる。

失敗する。

またそれでも挑んでみる。

失敗する。

 

どうやらこの試みは失敗らしい。

属する

ということばの意味を

今一度調べてみた。

…うん、、、属することは確かに無理かもしれない。と思った

 

頼りにする。

まかせる。

望みをかける…

 

誰かにそんなことできない。

期待を寄せた分だけガッカリする。

人にガッカリするくらいなら

自分で何とかするのが望ましい。

 

それでも

傷ついているということを

打ち明けられないのは

寂しく思い

またその別の人との関係性に

新たに傷ついて行く。

すると

傷ついたという出来事が

二つに増えていく。

 

…そんなの面倒だ。

抱えきれない。

 

属することでさらに深く

孤独と胸の痛みを感じていく。

 

ならば

属せないことを

本気で受け入れなければね。

事実を優しいことばに置き換えて

オブラートに包んではいけないと思う。

例えば

敗戦を終戦というように。

なので

属せない。

属する試みは失敗。

そして

傷ついていることを

分かち合えるひとがいないことは

孤独である。

ということを認めよう。

家族という形に属している孤独。

 

夫とはチームである。

これからどの様になるのかわからない本屋を

一緒にやると言う。

サポートするという。

ただしサポートなので全力は出さないようにということである。

なのでサポートである存在として

その程度の心算でいる必要がある。

 

夫婦というのはビジネスパートナーとの関係によくにているのかも知れない。

 

そうか

池底の泥はそっとしておき

上澄みだけを見せる

ビジネスパートナーに似ているのかも。

仕事に支障をきたす様なら一番に手を貸す。

仕事に支障をきたさず自分ごとに差し支え無ければ

相手の独立した強さを大人の振る舞いとして求め

られるのは

ビジネスと同じことだ。

大人のお作法とは

情熱より冷静さ

二人より一人

しかし

ひとりでありながら全体のことを考える。

そういう意味で我が家は

家族というより

ビジネスパートナーに似ているかも知れない。

属するほどに孤独を感じる私が

家族というチームに属することで

属することへの

最後の試みとしたいと思う、、

 

もう孤独感に苛まれるのはここを最後としたい。

 

 

 

 

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