もしも

もしも

来世があるとしたら

私は夫と結婚しない。

夫には今生で出来なかった事を是非経験してほしい。

来世があるなら

また一緒にいたいという思いもあるけれど

子だくさんでいることの幸せと

背中合わせで

子だくさんでいることで味わう嫌なまなざしも

多く味わった。

そのたびに私は自分を責める。

夫にはあのまなざしを体験させたくないのに

一緒にいるとあのまなざしを体験させてしまうという自責の念。

幸せにできなかったという自責の念

夫も私も再婚で

私と一緒でなければ

もっと自由に勉強したいこともあったと思うし

別の人と一緒になり

違う人生があったであろうなと思う。

夫は

会社がほとほと嫌になっている。

でもすぐにやめられない。

生活があるから。

 

子だくさんへの妬みを持つ人。

あなたは

こどもが欲しかったのですね。

お気持ちお察しいたします。

 

隣の芝生は青く見えますが

ふたを開けるとなかなか自由もきかず窮屈なもので

こどものために。

という人生を精一杯生き

命果てると思うと

時々

ほんとうに時々

無性にむなしく思えてくるものです。

それでもあなたは

うらやましいと思いますか?

 

 

 

お互いの青さがそれぞれにあり

それぞれが眩しいですね。

 

仮に

輪廻転生などありえないことだとしたら。

 

一回限り次のない人生だとしたら

さて

この瞬間瞬間

このいっときを

 

どんな心持で生きたいかな。

青に見える人生を生きられるかな。

精一杯の愛をそれでも注ぐことができるかな。

それとも

一回限りの人生として

ここから飛び出して生きるだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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